就活の進め方

IT業界の就活エージェントの選び方|SIer志望が確認したい5つの点

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就活の進め方 IT業界の就活エージェントの選び方|SIer志望が確認したい5つの点

IT業界向けの就活エージェントを選ぶときは、「紹介される求人の中身(元請けか、どの業界の顧客が多いか)を説明してくれるか」「国の許可を受けた事業者か」「断りやすいか」の3点をまず確認しましょう。エージェントは求人を探す手間を減らしてくれる一方で、紹介される会社は「そのエージェントと契約している会社」に限られます。最終的に応募先を決めるのは自分という前提で、企業研究と組み合わせて使うのがおすすめです。

目次
  1. 就活エージェントのしくみ
  2. IT業界・SIer志望ならではの注意点
  3. エージェントを選ぶときの5つの確認点
  4. 1. 国の許可を受けた事業者か
  5. 2. IT業界の求人をどれだけ扱っているか
  6. 3. 紹介する会社の中身を説明できるか
  7. 4. 断りやすい・自分のペースで使えるか
  8. 5. 個人情報の扱いが明確か
  9. 使うときに気をつけたいこと
  10. エージェント以外の探し方と組み合わせる
  11. まとめ

就活エージェントのしくみ

新卒向けの就活エージェントは、学生と企業の間に入り、求人の紹介や選考の日程調整、面接対策などを手伝うサービスです。

項目内容
学生の費用無料で使えるのが一般的
お金を払うのは学生を採用した企業(紹介手数料)
紹介される会社そのエージェントに求人を出している会社だけ
主なサポート求人紹介、ES・面接の対策、日程調整、選考結果の連絡

学生が無料で使えるのは、採用が決まったときに企業がエージェントに手数料を払うしくみだからです。そのため、エージェントにも「紹介した会社に入社してほしい」という事情があることは知っておきましょう。悪いことではありませんが、すすめられた会社が自分に合うかどうかは、自分で確かめる必要があります。

IT業界・SIer志望ならではの注意点

SIerやIT企業は、同じ「システム開発の会社」に見えても、中身がかなり違います。

  • 元請けか、下請けとして参加することが多いかで、若手の仕事内容が変わる
  • 主要な顧客の業界(金融・製造・公共など)で、仕事の進め方が変わる
  • ユーザー系・メーカー系・独立系など、資本関係によって案件の取り方が違う

求人票だけでは、こうした違いが見えにくいことがあります。業界の全体像はSIerの業界構造をわかりやすく解説、元請けかどうかの見分け方はSIerの多重下請け構造と元請け企業の選び方で解説しているので、エージェントとの面談の前に読んでおくと、紹介された会社を比べやすくなります。

運営者コメント(大手SIer営業5年の視点)

どの系列かという違い以上に、主な顧客がどの業界かで企業文化は大きく変わります。金融が中心の会社と製造業が中心の会社では、仕事の進め方や雰囲気がかなり違うので、「主要顧客の業界」は必ず確認してほしいポイントです。

エージェントを選ぶときの5つの確認点

1. 国の許可を受けた事業者か

職業紹介をするには、国(厚生労働大臣)の許可が必要です。エージェントの公式サイトの会社概要などに「有料職業紹介事業 許可番号」が書かれているか確認しましょう。厚生労働省の「人材サービス総合サイト」でも、許可を受けた事業者を調べられます。

2. IT業界の求人をどれだけ扱っているか

総合型のエージェントか、IT業界に特化したエージェントかで、紹介される求人の幅が違います。面談で「SIerの求人はどのくらいありますか」「どんな会社が多いですか」と聞いてみましょう。

3. 紹介する会社の中身を説明できるか

IT業界に強いかどうかは、担当者が次のような質問に答えられるかで見えてきます。

  • この会社は元請けとして仕事をすることが多いですか
  • 主な顧客はどの業界ですか
  • 新人はどんな工程から担当することが多いですか

答えがあいまいなら、その会社の公式の採用ページや有価証券報告書で自分で確かめるようにしましょう。

4. 断りやすい・自分のペースで使えるか

紹介された会社に応募するかどうかは自分で決めてかまいません。連絡の頻度や手段(電話・メール・チャット)を選べるか、断ったときの対応はどうかも大事なポイントです。

5. 個人情報の扱いが明確か

登録時には氏名・大学・連絡先などを渡します。プライバシーポリシーで、情報をどの会社に提供するのかを確認しましょう。

使うときに気をつけたいこと

内定の承諾は急がない

「今日中に返事を」「ほかを辞退すれば有利」など、急いで決めるよう求められても、その場で承諾する必要はありません。迷うときは、大学のキャリアセンターに相談してから決めましょう。

  • 複数のサービスを比べてよい:1つに決めず、面談を受けてから自分に合うものを選ぶ人も多いです
  • 自分でも直接応募する:エージェントが扱っていない会社にも、志望度の高い会社があるかもしれません
  • お金を求められたら注意:新卒向けの紹介サービスで、学生に高額な費用を求めるものは、内容をよく確認してください
  • 聞いた情報は公式で確認する:年収や残業時間などの数字は、会社の採用ページや有価証券報告書で確かめます

エージェント以外の探し方と組み合わせる

エージェントだけに頼らず、ほかの方法と組み合わせると視野が広がります。

方法向いている人
就活エージェント求人探しや面接対策を一緒に進めてほしい人
逆求人サイト(スカウト型)自分のプロフィールを見た企業から声をかけてほしい人
就活ナビサイト・企業の採用ページ自分のペースで幅広く探したい人
大学のキャリアセンター学内の求人やOB・OG情報を使いたい人

逆求人サイトの使い方は、逆求人サイトをIT就活で使う方法で解説しています。どのタイプのSIerが自分に合いそうか迷う人は、SIerのタイプ診断で事業の特徴から考えてみるのもおすすめです。

まとめ

  • 新卒向けの就活エージェントは学生無料が一般的で、採用した企業が手数料を払うしくみ
  • 紹介されるのは、そのエージェントに求人を出している会社だけ
  • 許可番号、IT求人の量、会社の中身を説明できるか、断りやすさ、個人情報の扱いを確認する
  • 元請けかどうか・主要顧客の業界は、公式の資料で自分でも確かめる
  • 内定の承諾は急がず、ほかの探し方とも組み合わせる

サービスの内容や対象の卒年は変わることがあります。最新情報は各サービスの公式サイトで確認してください。

SIer企業研究ノート 編集部

SIer・IT業界の業界研究、企業研究の進め方、職種理解、選考対策について、つまずきやすいポイントと解決手順をまとめています。内容に誤りを見つけた場合はお知らせください。

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