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DTSの企業研究|年収・事業・初任給を公式データで解説

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企業研究 DTSの企業研究|年収・事業・初任給を公式データで解説

DTSは、1972年設立の独立系システムインテグレーターで、金融・通信・官公庁を中心に、公共や法人分野まで幅広い業種にITサービスを提供している会社です。新卒採用サイトでは「黒字経営を継続してきました」と紹介しています。この記事では、決算短信・会社概要・新卒採用サイトで確認できた情報だけで、事業や初任給を読み解きます。

目次
  1. この会社をひとことで
  2. 基本データ
  3. 出典の一覧
  4. 事業と主要な顧客
  5. 年収・働き方を公式データで読む
  6. 初任給(2026年4月)
  7. 働いている人の声
  8. 選考・インターンを調べるときのポイント
  9. 比較されやすい企業
  10. 説明会・OB訪問で聞くとよい質問
  11. まとめ

この会社をひとことで

  • 資本系列:独立系。新卒採用サイトで「独立系システムインテグレーター」、決算短信で「独立系総合情報サービス企業」と自社を説明しています
  • 強い業界:採用サイトでは「金融業界や通信業界、官公庁へのソリューション提供を得意として成長」と説明しています
  • 特徴:事業は「業務&ソリューション」「テクノロジー&ソリューション」「プラットフォーム&サービス」の3つのセグメントに分かれ、アプリケーションからインフラまで手がけています

独立系・ユーザー系・メーカー系の違いは、SIerのユーザー系・メーカー系・独立系の違いで解説しています。

旧社名に注意

DTSは2003年に「株式会社データ通信システム」から今の社名に変わりました(DTS公式「会社概要/沿革」)。古い資料や書籍では旧社名で載っていることがあります。

基本データ

項目値出典・時点
正式社名株式会社DTSDTS公式「会社概要」(2026年10月確認)
設立1972年8月25日DTS公式「会社概要」
本社東京都中央区八丁堀2-23-1 エンパイヤビルDTS公式「会社概要」
上場市場東証プライム(2022年に移行)DTS公式「会社概要/沿革」
従業員数(連結)6,135人DTS公式「会社概要」(2026年3月末)
従業員数(単独)3,199人DTS公式「会社概要」(2026年3月末)
売上高(連結)135,213百万円2026年3月期 決算短信(2026年5月1日)
営業利益(連結)16,434百万円同上

出典の一覧

事業と主要な顧客

2026年3月期の決算短信では、DTSの事業は次の3つのセグメントに分かれています。

セグメント売上高(2026年3月期)決算短信で説明されている主な顧客・案件
業務&ソリューション52,810百万円金融、公共(自治体向けの消防システムなど)、物流・製造・小売
テクノロジー&ソリューション45,998百万円IPビジネス会社、証券会社、住宅関連、組込み関連
プラットフォーム&サービス36,405百万円データセンター向けの生成AIインフラの構築・運用

出典:2026年3月期 決算短信。案件の例は、決算短信のセグメントごとの説明から抜き出したものです。

ポイントは次の3つです。

  1. 業務システムが最大のセグメント:金融・公共などの業務システムを扱う「業務&ソリューション」の売上がいちばん大きくなっています
  2. 組込み(機器の中のソフトウェア)も扱う:「テクノロジー&ソリューション」には組込み関連の案件も含まれます
  3. インフラが伸びている:「プラットフォーム&サービス」は前期比+22.1%で、3つの中でいちばん伸びています

グループ会社には、九州DTS、DTS WEST、DTSインサイトなどの国内会社や、インド・ベトナム・アメリカなどの海外拠点があります(DTS公式「会社概要」)。

年収・働き方を公式データで読む

上場企業なので、有価証券報告書の「従業員の状況」に提出会社の平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数が載っています。ただし、当サイトでは2026年10月時点で有価証券報告書の原本から数字を確認しきれなかったため、この記事には載せていません。最新の値は、EDINET(金融庁の開示サイト)かDTSのIRページで有価証券報告書を見てください。

有価証券報告書の年収を見るときの注意

  • 平均年間給与は提出会社(DTS単体)の社員だけの平均で、九州DTSなどのグループ会社の社員は含まれません
  • 管理職や賞与・残業代を含めた平均です。若手の年収とは違います
  • 新卒1年目の給料とは別の数字です。新卒の目安は下の初任給を見てください

初任給(2026年4月)

学歴初任給うち、みなし時間外手当
修士299,000円23,000円
大学275,000円21,000円
高専専攻科275,000円21,000円
専門4年制271,000円21,000円
専門3年制259,000円20,000円
高等専門学校258,000円20,000円
短大・専門2年制253,000円19,000円
専門1年制247,000円19,000円

出典:DTS 新卒採用サイト「募集要項」(2026年4月初任給、2026年10月確認)。金額には地域手当10,000円と、みなし時間外手当(時間外勤務10時間相当分)が含まれます。

「みなし時間外手当」込みの金額に注目

DTSの初任給には、残業の有無にかかわらず支払われるみなし時間外手当(10時間相当分)が含まれています。募集要項によると、入社2年目以降はみなし時間外手当の支給はなく、実際の残業時間に応じた手当になります。ほかの会社と比べるときは、基本給だけの金額か、手当込みの金額かをそろえて比べましょう。

募集職種はシステムエンジニア(学部・学科不問)で、アプリケーション系エンジニアとインフラ系エンジニアに分かれます。ほかにコーポレートスタッフ(経理)を若干名募集しています。勤務地は「本社を含む首都圏、他」です(募集要項、2026年10月確認)。

働いている人の声

当サイトでは、DTSの現役社員・内定者から直接集めた声はまだありません。ここでは、DTSの新卒採用サイトで公開されている社員インタビューを要約して紹介します(2026年10月確認)。

掲載ページ職種・出身話の要点
社員インタビュー(アプリケーションエンジニア)アプリケーションエンジニア・社会福祉学科出身金融分野で、メガバンクの顧客管理システムの改修や機能追加に設計からリリースまで関わる。入社時はプログラミング初心者だったが、今は設計方針や修正箇所まで見通せるようになったことがやりがい
社員インタビュー(インフラエンジニア)インフラエンジニア・化学科出身新人研修の後に配属され、2年目から主担当に。物流・通信・建設コンサルなどの顧客のサーバー構築やクラウド構築を担当し、新人のOJTトレーナーも務める
社員インタビュー(営業)営業・醸造学科出身大手通信会社を中心にアカウント営業を担当しながら新規開拓にも取り組む。時短制度とテレワークを使って子育てと両立している

3人とも情報系以外の学科の出身として紹介されています。文系・非情報系の人は、入社後の研修や成長の話を読んでおくと参考になります。

選考・インターンを調べるときのポイント

選考の流れやESの設問、インターンの内容は年度で変わります。当サイトでは過去の選考内容を断定して書くことはしません。

  1. 募集要項で対象と職種を確認する:対象の卒業年度や、アプリケーション系・インフラ系の違いを確認します
  2. 初任給の内訳を確認する:みなし時間外手当や地域手当が含まれているかを見ておきましょう
  3. 3つのセグメントの違いを理解する:業務システム・組込み・インフラのどれに関心があるかを整理しておくと、面接で話しやすくなります
  4. インターンの情報は早めに確認する:時期や内容は採用サイトで最新情報を確認してください

比較されやすい企業

比べる軸DTS比べるときに見たい会社の例
資本系列独立系同じ独立系の会社(例:NSDの企業研究)
得意業界金融・通信・官公庁企業グループに属する会社(例:SCSKの企業研究)
事業の範囲業務システム・組込み・インフラコンサルティングの比重が大きい会社(例:野村総合研究所の企業研究)

同じ独立系でも、得意な業界や元請け案件の比率は会社ごとに違います。元請けかどうかの見分け方は、SIerの多重下請け構造と元請け企業の選び方も参考にしてください。

説明会・OB訪問で聞くとよい質問

  1. 3つのセグメント(業務&ソリューション、テクノロジー&ソリューション、プラットフォーム&サービス)への新人の配属は、どのように決まりますか
  2. 金融・通信・官公庁の案件で、お客様と直接契約して進める案件はどのくらいありますか
  3. 生成AIインフラなど、伸びている分野に若手が関わる機会はありますか
  4. 情報系以外の学部から入社した人は、研修のあとどのように仕事を覚えていくことが多いですか
  5. 九州DTSやDTS WESTなどのグループ会社と、一緒に仕事を進めることはありますか

運営者コメント(大手SIer営業5年の視点)

どの系列かという違い以上に、主な顧客がどの業界かで企業文化は大きく変わります。金融が中心の会社と製造業が中心の会社では、仕事の進め方や雰囲気がかなり違うので、「主要顧客の業界」は必ず確認してほしいポイントです。

※上のコメントは業界全般についての運営者個人の見解で、DTSについての評価ではありません。

まとめ

  • DTSは1972年設立の独立系システムインテグレーターで、金融・通信・官公庁を得意としている
  • 従業員数は連結6,135人・単独3,199人(2026年3月末)、売上高は135,213百万円(2026年3月期)
  • 事業は業務&ソリューション、テクノロジー&ソリューション、プラットフォーム&サービスの3セグメント
  • 初任給は大学卒275,000円(2026年4月、地域手当とみなし時間外手当を含む)。2年目以降はみなし時間外手当がなくなる点に注意する
  • 平均年間給与や選考の最新情報は、有価証券報告書と新卒採用サイトで必ず確認する

SIer企業研究ノート 編集部

SIer・IT業界の業界研究、企業研究の進め方、職種理解、選考対策について、つまずきやすいポイントと解決手順をまとめています。内容に誤りを見つけた場合はお知らせください。

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